家庭菜園をしていると、毎年春に土作りのため、腐葉土や肥料の購入が必要です。
土作りだけでもなかなか費用がかさむので、これを自分で作れたら
経済的で思い入れのある野菜を作れると思い始めました。
腐葉土づくりに使ったもの・手順
去年の11月に作り始めました。
冬の間は特にすることはなく、春になり気温が高くなってからの作業が本番のため、経過途中ですが紹介します。

腐葉土づくりに用意するもの
- 公園で拾った落ち葉
できるだけ多く!今回は40l入る袋を5つ分拾いました - もみ殻
袋半分
保水性が高いので、落ち葉が乾燥しにくい
分解されにくいので、腐葉土完成後の土壌改良材として利用のため - 米ぬか
5kg(今後1年間で使う量)
微生物の活動を促すため - コーランネオ
1kg
発酵促進剤
米ぬかと合わせることでより発酵が早まる - 黒土
保水性と保肥性に優れているためおすすめ
庭の土でも可 - 水
水道水でも雨水でもなんでも可 - ビーニール袋
うす手の場合は2重にする

作業手順
<下準備>
★コーランネオに5倍の量の米ぬかを混ぜておく
<作り方>
- ビニール袋に落ち葉を入れる(1/4くらい)
- 水を入れる(落ち葉を強く握ってにじみ出るくらい)
- もみ殻、★、黒土を交互にいれる
- 1〜3を繰り返し袋がいっぱいになったら、袋の口を縛る
- 袋の底に水抜き用の穴を開ける
- 直射日光の当たらないところに保管
今後の流れ
<一冬寝かせる>
北海道は冬になると雪が積もってしまうので、その前に1度全体を混ぜ合わせます。
その時に、水が足らないようなら追加します。
あとは春まで放置
(袋が破けないよう野ざらしならブルーシートなどをかけることをおすすめします)
<春〜夏>
きりかえし(全体を混ぜる)をする。
米ぬかと水を追加し、よく混ぜる
月に1度これを繰り返す
<秋>
全体が黒色で落ち葉も細かくなり土の香りがする
落ち葉堆肥の完成
腐葉土づくりに大切な春の切り返し
袋一つ一つ混ぜ合わせるのが面倒だったので、庭に穴を掘り、そこに全部投入することにしました
庭に積み上げる方法を3つ紹介します
- 穴をほって入れる
- 落ち葉を地面に積み上げる(高さを出すため山型にする)
- 枠や箱を作ってその中に入れて積み上げていく
腐葉土を穴をの中で作る
①直径45cm深さ50cmの穴を掘る


②足でふみつけなんとか全て入りました
写真のように米ぬかがうまくまぶされていない所や水分が抜けている落ち葉もあったので
追加しました

③最後に土をかけ終了
1ヶ月後に切り返しを再度行います

腐葉土の効果
土作りをする時、3〜5割の割合で腐葉土を入れると良いです。
培養土にもほとんど腐葉土が入っています。
では、どのような効果を期待しているか下記にまとめました。

土がフカフカになり、植物の根がはりやすくなるため育ちも良い。
痩せた土地にも腐葉土をまぜることで土の中にいる微生物が時間をかけ増殖することで土壌改善が期待できる。
団粒構造を作ることで水分の排水性、保水性、保肥力、通気性の向上により、植物の根がのび養分を吸収しやすい環境になる。
植物の生育初期は、土に多くの栄養を必要としないため栄養分より根をはりやすい環境を作るほうが
その後の成長に繋がります。
腐葉土にはそれほど肥料分はないため、花や実を付ける前には、追肥をする。
必要なときに必要な量の肥料を与えることで、健康に成長する。
(葉を食べる野菜の場合は少し早めの追肥が必要)
まとめ
季節 | 行うこと |
---|---|
秋 | 落ちを葉集め、袋に必要資材を入れ混ぜあわせる |
冬 | 雪が降る前に「きりかえし」をし、寝かせる |
春 | 「きりかえし」をする。米ぬかと水を追加する |
夏 | 月に1度「きりかえし」をする |
秋 | 完成 |
費用を押させえて楽しく家庭菜園ができるように、落ち葉堆肥を自作してみてはいかがでしょう?
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