去年の秋に拾った落ち葉をビニール袋の中で一冬放置し、切り返し(全体をまぜる)のタイミングである春になってから庭に穴を掘り、その穴の中で腐葉土を作ろうと試みています。
4月に約200Lの落ち葉を穴に埋めてから始めての切り返しの様子
少しドブ臭がしたので、その対策などを紹介します。
穴に埋めて1ヶ月後の腐葉土(落ち葉堆肥)の様子

1ヶ月間、直径45cm深さを50cmの穴の中に落ち葉、米ぬか、水を入れ野ざらしにした結果
- 表面の落ち葉乾燥している
- 奥に行くと少しのドブ臭がする
- 葉は湿っている
- 米ぬかが固まっている
- 白い菌は一部発見
- 緑の菌を一部発見

穴の深さを50cmにいていたので切り返しが大変
落ち葉には水分が多く含まれているから重くて掘り上げるのも大変でした

深さ50cmの穴は深すぎましたね。
対策として、すぐとなりに同じくらいの大きさの穴を掘ってつなげ、
深さを30cmまでと少し浅い穴に変更しました。
横90cm、縦45cm、深さ30cm

今後の切り返しが楽そうでよかった
深さ20cmにすると地上に少し山ができるけど、切り返し(全体を混ぜ合わせること)はもっと楽になると思うので自分の身体と相談してね
少しドブ臭(腐敗)に傾いているときの対策
水分が多すぎることが続くと有機物は腐敗します。
以下の条件の場合発酵より腐敗に傾くため注意が必要です。
- 粘土質の土地
(雨水の排水性が悪い) - 野ざらし
(表面は乾燥するが雨がはいるため水分調節が難しい) - 穴が深い
(雨水が下の方にたまりやすい)
ドブ臭(腐敗)させないための対策

我が家の土地は粘土質の土地だけど、手軽に野ざらしで作りたいけど方法はないの?

最低でも月に1度は全体をかき混ぜる「切り返し」をすると良いです。
腐敗は水分過多によって引き起こるので、全体を混ぜることで空気を送り水分が多い場合は土を混ぜたり調整ができるからです。
穴に埋めて1ヶ月後、実際に行った少しのドブ臭対策

今回完全に腐敗しているわけではないので、もち直せないかと対策をとりました。
発酵・腐敗はどちらも菌による効果のため良い菌を増やす、良い菌の好む環境を作ることが大切です。
<におい対策>
消臭効果があるものを、落ち葉と落ち葉の間にまく。
資材➜(落ち葉➜資材)数回繰り返す➜最後に土をかぶせる
<消臭資材>
- コーヒーかすを落ち葉の層の間にまく
- コーランネオ+米ぬかを薄くまく


左のクリーム色が米ぬか(2kg)
右の灰色がコーランネオ(500g)
コーランのネオの中には、様々な菌が入っています。
空気がなくても活動するもの。空気があると活動するもの。
そのため、常時菌の活動があるので早く発酵される。

まとめ
庭に穴を掘ってその中で腐葉土(落ち葉堆肥)を仕込み1ヶ月たった様子と水はけが悪く少しの腐敗臭がしたときの対策について紹介しました。
1ヶ月後の落ち葉は、まだ形が残っています。
表面近くは乾いていて、下に行くほど湿っている。一部前回仕込んだ米ぬかが固まっていて全体に付いていませんでした。
また、塊の一部に青色のカビを確認
少しドブのような腐敗臭がありました。
今回の対策
①全体を地上に出し、水分が多いところに土をまぜ水分調節する
②穴が深すぎたため、作業が大変かつ底の方は水はけが悪いため
広く、浅い穴に変更しました。横90cm、深さ30cm、縦45cm(変更なし)
③穴の底に発酵促進する資材をまき、落ち葉➜資材➜落ち葉とミルフィーユ状にする。
資材にはコーランネオ+米ぬかをまぜたものを利用

④最後は土で覆い重しにする

コーヒーかすがある人は、コーヒーかすにも消臭効果があるのでおすすめ
資材をまくときは、全体にかかるようにまく
今後の対策
全体を混ぜ合わせる「切り返し」をこまめにする。
コーランネオの推奨タイミングは、仕込んだ後1ヶ月後に切り返し、その後は15日間隔
切り返しをする理由は、全体に空気を送るためです。また、状況を確認することもできるため大切な作業です。今回のように少し良くない方に傾いていても早めの対処で持ちなおすことも可能です。
ただ、ひどく悪臭がする場合は全体が腐敗しているので破棄したほうが良いでしょう。
次回15日後にどの様になっているか報告します。
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